犬のよくある病気

ミニチュア・ダックスフンド

・地上および地下用狩猟犬
・アナグマ猟をはじめ広い役割を担い、活躍してきた。足が短いのは狩猟の際に穴の中で動きやすいように進化したため。スパニエル系の血が入っている。
・スムースは濡らしたタオルで身体を拭く、ロングはアンダーコートが出るのでこまめに拭く程度でOKだが、ワイヤーは定期的にトリミングやフラッキングが必要。足が短いため脇の下や腹部が汚れやすい。
・猟犬特有の吠えるということに関しては、やはり避けて通れない。太くて大きい声を出すこともしばしば。
・胴長という体型のために腰に負担が掛かりやすく、ヘルニア症の発生率が高い。階段やソファなど段差のあるものの昇り降りに注意。肥満も腰を痛める原因になるためしっかりした食事管理を!

チワワ

・小さいわりに活発で大胆不敵な行動をとることも。その半面、警戒心が強く神経質な面があるので出来るだけ落ち着いた環境で育てるのが好ましい。
・潤んだ大きな目で見つめられると、何でもゆるしてしまいそうな魅力を持つ。怯えた様子を見せれば飼い主が抱っこしてくれるのを逆手に取り散歩に行っても歩こうとしない場合も。少々心を鬼にしてしつけをしっかりと!
・水頭症や膝蓋骨脱臼が多い。

パグ

・筋肉が発達し、力強いわりに活動量が少なく肥満になりやすい。食事は一気に食べると喉に詰まりやすいので1回に与える量は少なめに。
・明るくにぎやかな性格の犬が多く、家族の一員としてクラスには楽しい犬種。
・特に暑さに弱いのでトレーニングや散歩は季節や時間帯、場所などの配慮が必要。目には傷が付きやすい。鼻のまわりに汚れが溜まって皮膚炎をおこすこともある。熱中症に要注意!

ヨークシャ・テリア

・工業地帯で貧しい家を荒らしまわっていたネズミを捕まえる為に改良。
・いろんなヘアスタイルが最近増えているが顔周りと足元の毛は残すコが多い。毛玉になりやすいのでこまめに手入れを。
・比較的神経質な面がある。特に敏感な犬は物音に反応してすぐ吠え出すので人間社会では困った行動と受け取られがち。内弁慶タイプ。
・呼吸するときにガーガー喉がなり始めたら気管虚脱に注意。口が小さいので歯に汚れが付きやすい。歯磨きの習慣を身につけさせよう。

シーズー

・毛玉になりがち。足が短いので胸やおなか周りが汚れやすい。
・大きな目が魅力的。特に子供のころの愛くるしいしぐさには思わずひきつけられる。だからといって甘やかさないこと。長毛種類なのでブラッシングには慣れさせよう。
・皮膚や耳の炎症には要注意。乾燥性の角膜炎などの目の病気も多い。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

・足裏の毛のカットは欠かせない。抜け毛も多く、特に抜け毛やおなか周りの手入れが必要。フレンドリーな性格が多い。
・子供の頃から、かなり高度な訓練までこなす。その能力を引き出すのは飼い主しだい。甘え上手。
・股関節形成不全症が多い。心臓病が多いので肥満には注意。たれ耳の為外耳炎にも注意。

マルチーズ

・真っ白で柔らかく細い毛は絡みやすい。涙やけにも注意。
・そのかわいさに気をとられ、しつけの点で甘くなりがち。心を鬼にすることも必要。外に連れ出し家族以外の人や他の犬達との接触もおおいに体験させよう。
・老齢性変化による心臓病の発生が多い。流涙症や皮膚炎に注意。

ジャック・ラッセル・テリア

・キツネなどの獲物を追って巣穴にもぐりこんで追い立てることのできる犬として改良した犬。
・毛質はラフ、スムース、ブロークンの3種類。活発すぎて初心者には手に負えないこともある。アウトドア、スポーツなど一緒に遊びたい人には最適。さまざまなスポーツを難なくこなす能力は非常に高い。
・関節炎や皮膚炎に注意。膝蓋骨が脱臼しやすく関節炎を引き起こす。

ミニチュア・シュナウザー

・毛質は硬い針金のようで二重毛。立派な口ひげや足の飾りなどが特徴的。口の周りの毛は飲食物が付着しやすい。
・フレンドリーな性格の中に頑固さを潜ませていることもあるので「人の歩調に合わせて歩く・止まる・待て」などの基本的なトレーニングは怠らないように。
・膀胱や尿道の結石にも注意。膀胱炎や耳垢にも注意。

パピヨン

・蝶のような飾り毛が特徴的。
・かなり活動的で行動的な面を持つ。家庭の中でもやさしい人、厳しい人を見定め、上手に対応するので甘く見られないようしつけはしっかりと。
・膝裏骨が脱臼しやすく関節炎に注意。まぶたが反転しており、目への刺激や炎症を起こす。

椎間板ヘルニア(IVDP)

突然の痛みは注意信号!
・背骨はたくさんの椎骨が並ぶことで成り立ち、椎骨の間にあるクッションの様なはたらきをする椎間板でつながっている。
・この椎間板が、強い衝撃や過激な運動、加齢により変形し、背中側に飛び出して神経を圧迫することで起こる病気。痛みや運動障害を生じ、麻痺を起こす。
・重症になると起き上がれなくなり、排尿や排便も自力では困難になる。

水頭症

痛みや不安のサインに要注意!
・脳内でクッションの役割をし、脳脊髄液が必要以上に溜まって脳を圧迫し起こる。
・先天的な要素のほか、事故などによる頭部の外傷によっても起こる。脳神経のどの部分が圧迫されたのかにより、症状は異なり、足の麻痺、運動失調、食欲不振、視力の低下のほか、周囲に全く興味を示さない、同じところを歩き回るなど異常な動作が見られる。
・薬物療法や手術による治療があるが完治は難しい。症状が出なければ治療は必要なし。

軟口蓋過長症

とにかく冷やす!
・喉の手前にある軟口蓋(喉ちんことその周辺)が長すぎて空気の通り道を塞ぎ、呼吸が困難になる病気。短頭種の犬に多く、遺伝的な要素も多い。
・仔犬の頃から咳が多く、呼吸が苦しいため、ゼエゼエと荒い息をする。運動後でもないのに荒い息づかいをするようなら要注意。
・重症の場合は手術で軟口蓋を切除し、呼吸が楽にできるようにしましょう。

気管虚脱(コラプス)

飼い主ともども落ち着いて!
・気管は上部の気道(鼻や口)肺とを結ぶ空気の通り道。気管虚脱とは、その気管がつぶれて変形し、空気の流れが妨げられ、呼吸に障害が生じることで起こる。
・運動や興奮した後にガーガーとアヒルの鳴き声のようにのどを鳴らしたり、落ち着かず歩き回っては座り込む動作を繰り返したり、舌を出したままよだれを垂らすようになる。
・症状が進むと、呼吸困難となり目を大きく見開き、舌の色が青紫色になる。4歳以降に起こりやすく、肥満している犬に多い。重症化しては治療が困難なので早めの処置が重要。

結膜炎

目が血走ってるとはちょっと違う?
・まぶたの裏側にある眼球の白い部分の膜が結膜。結膜は外界に直接触れるため、さまざまな原因により炎症が起こりやすい。
・その結果、めやにや充血、痛み、流涙、腫れなどの症状がみられる。原因はホコリや植物種子、各種スプレーや微生物など。原因に応じた治療を行う。

外耳炎

耳が匂うのは病気の時もあるのですー!
・外耳にたまった耳垢に細菌などが感染し、粘膜に感染して炎症を起こす病気。
・ダニ(耳疥癬)の感染による場合や、飼い主が綿棒で耳掃除した際に、誤って耳道を傷つけて起こる場合もある。
・症状としては痒みや痛みを訴え、首や耳をしきりに降ったり、後ろ足で耳を引っかいたりする。耳垢が増えたり、耳から悪臭がするなら疑いがある。
進行すると鼓膜の破裂などを引き起こし、中耳炎を引き起こすことも多いので注意を。

僧帽弁閉鎖不全症(MR)

散歩が嫌いな本当の理由?
・心臓の左心房と左心室の間に位置する僧帽弁の異常により、血液の一部が逆流する状態。8歳以降、加齢に伴い増加するが、発症当初に自覚症状はなく、心臓の収縮時に雑音がある程度。
・進行すると運動時や夜間から明け方にかけて咳が激しく続くようになる。食事療法、運動制限、薬物療法なのあるが、急激な症状の進行から呼吸困難により突然死することもある。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

フリスビーのようなSTOP&GO!に要注意!
・後ろ足にある膝蓋骨(膝のお皿)が正常な位置から離れる状態。
・先天性と後天性がある。後天性の場合は打撲や落下が主な原因。ひどい場合は前足に体重をのせ、後ろ足を浮かせたような歩き方となり歩行困難に。

アトピー性皮膚炎

敏感肌は進行性病変!
・体外にあるアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)には、食物、ハウスダスト、花粉、ダニ、シャンプー、食器などが様々あり、これらが複数の場合もある。
・症状としては局所、または全身に激しい痒みを生じる。痒みに対する反応の結果、二次的な皮膚炎を併発することが多く、湿疹や外耳炎などが見られる。アレルゲンの除去により症状が緩和するが、完治は難しい。

股関節形成不全(Hip dysplasia)

モンローウォークは色気ではないかも?
・股関節の発育不全で、老齢期の股関節の緩みにより成長と共に大腿骨の頭の部分が磨き減ったり(扁平化)、接続部分の受け皿(寛骨臼)が浅くなり、足が外れやすくなること。(亜脱臼、脱臼)
・更に変形性関節炎が起こる。ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、グレートピレニーズなど大型犬に多い。

尿石症~尿路閉塞症(猫下部泌尿器症候群・FUS)

トイレはいつもチェックしましょう!
・尿の中のMgやCaが結晶化して、砂状から固まりになり、尿の排泄が困難になったり、排泄路に詰まったりすること。
・血尿、膀胱炎、乏尿(尿量の減少)が見られる。大きくなったり、完全閉塞時には手術対象となる。
・雄猫に多い病気でもあり、食事療法である程度維持できるといわれている。
・フェレットにも多い病気です
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